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2019 初春のツドイのご報告


「マイSDGsワークショップ—つながりに気づき、つながりを築く」


レポート|発起人 廣瀬俊介



ツドイは、森さんによるSDGs (Sustainable Development Goals) の説明から始まりました。「持続可能な開発」と外務省他により日本語訳されますが「持続可能性」はドイツ林業の「元本を取り尽くさず山に森がある状態を将来世代に引き継ぎながら経営を保つ」考え方から来ていて、「開発」は"development"の語源的意味(envelop/包む→封筒を意味する英語envelopeに対して「離れる」「下」などの意味から転じて否定的接頭辞となった"de"+velop=developは開くを意味する)である「開いていくこと」を指すとのことでした。

*SDGs17の目標については、こちらのサイトをご参照ください。

17の目標を持つこうしたSDGsの理念を、森さんは「貧困をなくす」「世界を持続可能にする」そして「だれ一人取り残さない(だから最も遠くの、最も困難そうな問題に向き合うことを忘れない)」ことと整理できると話されました。また、目標の17番目には「パートナーシップで目標を達成しよう」とあり、「連携/協力/協働」でそれは目指せるでしょうと国連は言っていて、それが実際にかなっていますねと解説がありました。

以降は、グループに分かれての活動です。 紙を折って四つの枠をつくった中名前と「今していること」「今一番したいこと」「一番気になること」をそれぞれ1つずつ書いて、参加者同士が自己紹介を兼ねてお互いの関心や問題意識について話し合いました。




次に、したいこと、気になることを付箋にできるだけ多く書いていきます。それをグループ内で挙げ合いながら各問題の結びつきを確かめたり、それらの解決に向けてすべきこと/できそうなことを考えるなどしました。

最後は、その上で改めて自分の一番気になることを紹介し合い、関連しそうなテーマ(この段階で問題の関連性を見つけるための柔軟な感覚がめいめい開かれていたように思います)を掲げた人々と新たにグループをつくって話し合い、気になることの解決のために有効そうな考え方や情報を得て…というところで終了時間となりました。




私の感想としては、SDGsは自国より悪い状況にある世界の地域の人々のためにまず目指すべきで、その必要性は頭でわかっても体で感じられない(どうしてよいかわからないし自国にも深刻な問題が多々ある)という感じ方をしていたのが、森さんが企画したワークショップに参加して何より実感が持て、身近な問題と向き合うことから世界の問題へつながりがつけられそうだとのイメージが持てたと思っています。そして、それもありますが、やはり自国が大変なので、自国の問題に対するために有効な知識(多様な参加者の方々から教わることが多いです)と感覚が得られたことも、個人的には大事でした。



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